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助成事業 QOLへの助成

津のNPO支部対象に=三重

 抗がん剤治療などで髪が抜けた患者の「生活の質」の改善を目指して活動するNPO法人「日本ヘアエピテーゼ協会」三重支部(津市)が、公益財団法人「正力厚生会」が公募した今年度の「がん患者団体助成事業」の対象に初めて選ばれた。代表の山口潤子さん(46)は「女性がん患者らが副作用や後遺症を和らげたり、交流を深めたりできる場づくりに役立てたい」と喜んでいる。
 同支部は2010年9月に設立。山口さんは同協会の医療用かつらに関する講習と試験を受け、現在23都府県で44人いる「再現美容師」に認定された。再現美容師は、同協会が開発・製作した医療用かつらを使って、好みの髪形を再現する美容師で、抗がん剤治療などで髪が抜けた女性に寄り添い、かつらの手入れや髪形作りなどを手助けする。
 治療後に髪が生え始めるとかつらのサイズが合わなくなるなど、患者の悩みは常に変化するため、患者同士の交流会やメイク、ネイルの講習会なども開く。山口さんは県内唯一の再現美容師で、これまでサポートした患者は100人を超えるという。
 今年度からは、専門家によるアロマクラフト講習を始める。ホルモン治療者にも配慮したアロマの香りで心身をリラックスさせ、つらい症状を緩和してもらう。多くの人が参加できるよう今回の助成金も講習会の費用に充てる。
 山口さんは「脱毛しない抗がん剤が開発されて、かつらがいらなくなるのが一番いい。それまでは、女性患者が自分らしい容姿を取り戻し、普通に生活できるようにサポートしていきたい」と話している。
 

(2015年04月18日)

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