ページの先頭です 本文へ メインメニューへ
現在位置 : トップ > 助成事業 > がん患者団体助成 > 読売新聞で紹介された患者団体 >  がん患者のふれあい充実へ=兵庫
助成事業 QOLへの助成

がん患者のふれあい充実へ=兵庫

「1人でも多くの患者の悩みに寄り添いたい」と話す、松浦代表(右)と山本さん(県立淡路病院で)

 がん患者同士の交流促進などに取り組む市民グループ「ゆずりは淡路 がん患者会」(南あわじ市)が、公益財団法人正力厚生会の「がん患者団体助成事業」の助成対象に選ばれた。助成金は、同グループが洲本市内で毎月開く「患者サロン」の拡充などに当てられる。松浦歌子代表(78)は「精神面の苦しさ、孤独を和らげられる場所づくりを続けていきたい」と話している。(竹上知秀)
 「最近は足のむくみがひどくなったんです」「うちの夫は、買い物から食事の用意までしてくれて助ります」。
 同市の県立淡路病院で、同グループが毎月第3火曜の午前中に開くサロン。患者やその家族、看護師らが自由に立ち寄り、お茶を飲みながら和気あいあいと会話を楽しむ。
 医師を招いて最新治療法や緩和ケアなどについて学ぶ年2回の勉強会や、患者同士で食事やヨガ、楽器の演奏などを楽しむ会も開いている。
 2003年に設立し、現在は約40人が入会。事務局の山本美奈子さん(54)がボランティアで参加していたがん療養についての電話相談で、「淡路にも患者同士で話せる場所がほしい」と寄せられた声が、設立のきっかけとなった。
 設立を知ってすぐに参加した松浦代表は、00年に乳がんを患った。精神的に落ち込み、家にこもって1人で泣く毎日だったという。
 「がん患者は、家族にもわかってもらえない悩みやつらさを抱えている。1人では解決できなくても、似た境遇の人たちと話すことで気が楽になった」と振り返る。
 来月からは、同様のサロンを南あわじ、淡路両市でも月1回開く。松浦代表は「拠点を増やして1人でも多くの人に利用してほしい」と話す。

(2012年04月21日)

本文の終わりです