読響 患者ら癒す調べ はりま姫路総合医療センター =兵庫
クリスマスソングなどを演奏する読響メンバー
読売日本交響楽団(読響)メンバーによる「読響ハートフル・コンサート 姫路」が8日、姫路市の県立はりま姫路総合医療センターで開かれた。講堂に集まった患者や医療従事者ら約190人は弦楽四重奏に耳を傾け、なじみのメロディーを一緒に口ずさんだ。
コンサートは公益財団法人「正力厚生会」と読響が全国の病院などで実施し、今回で113回目となる。読響のメンバーはモーツァルトやエルガーの小曲のほか、クリスマスソングやアニメソングなども演奏。唱歌「故郷(ふるさと)」は患者らも一緒に合唱した。
1か月半、入院生活を送る富島公子さん(66)は「若い人もお年寄りも楽しめたと思う。入院生活中にこんな素敵な曲を聴けるとは思わなかった」と話していた。