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読響演奏 患者に癒やし 藤岡で100人 「ふるさと」など披露 =群馬

迫力ある演奏を披露した読響メンバー

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が6日、藤岡市中栗須の公立藤岡総合病院大会議室で開かれた。入院患者や職員ら約100人が、バイオリンやチェロなどの四重奏を楽しんだ。
 がん患者らの支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から全国の病院で行っており、県内開催は2回目。
 この日は読響のメンバー4人が、エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」や坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」などアンコールを含めて11曲を披露した。
 患者らはリラックスした様子で音色に耳を傾けたり、「ふるさと」の演奏に合わせて歌ったりしていた。入院中の同市、白石清さん(67)は「自分もジャズなどを演奏するが、歯切れが良く、さすがプロ。名曲ばかりで心が癒やされた」と感動した様子だった。