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読響 癒やしのメロディー 九州医療センターで演奏会 =福岡

演奏を披露する読響のメンバー

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフル・コンサート」が29日、福岡市中央区の九州医療センターの外来ロビーで開かれ、100人を超える患者や医療従事者らが聴き入った。
 がん患者やその家族を支援する公益財団法人「正力厚生会」と読響が、2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開催。県内では16年度以来3回目。
 バイオリンの赤池瑞枝さんと大沢理菜子さん、ビオラの榎戸崇浩さん、チェロの山梨浩子さんが、エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」やディズニー映画ピノキオの「星に願いを」など計11曲を披露。音楽に合わせて体を揺らす患者もおり、プロの弦楽四重奏を楽しんだ。
 入院中の井上美智子さん(81)は「聴いていて気持ち良くなりました」と喜んだ。