読響の調べ病院で 南魚沼でコンサート =新潟

弦楽四重奏の音色に聞き入る患者たち
読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフル・コンサート」が24日、南魚沼市の魚沼基幹病院1階ホールで開かれ、入院患者や職員ら約200人が、バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏の音色に聴き入った。
がん患者やその家族を支援する公益財団法人「正力厚生会」と読響が、2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開催している。今回で108回目で、県内では4回目。
この日は、4人がビバルディ「四季」春の第1楽章や、アニメ映画「となりのトトロ」の「さんぽ」、「川の流れのように」など11曲を披露した。演奏は院内の病室などにもライブ配信され、患者らは曲が終わるごとに拍手を送っていた。