病院に四重奏響く 読響がコンサート =北海道
演奏に聞き入る患者ら(18日、札幌医科大学付属病院)
読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が18日、札幌市中央区の札幌医科大付属病院のロビーで開かれた。入院患者や職員ら約100人が、バイオリンやチェロなどが奏でる四重奏に聴き入っていた。
がん患者らの支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から全国の病院で行っており、道内での開催は3回目になる。
この日は読響のメンバー4人が、エルガーの「愛の挨拶」や美空ひばりの「川の流れのように」など、アンコールを含む11曲を披露した。
患者らはリラックスした様子で音色に耳を傾けたり、「ふるさと」を声を合わせて歌ったりして楽しんだ。入院中の女性(68)は「知っている曲も多くて楽しめた。心が洗われた」と感動した様子だった。