助成事業

読響 患者癒やす音色 土浦協同病院で四重奏 =茨城

美しい音色のコンサート(17日、土浦協同病院で)

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が17日、土浦市の土浦協同病院で開かれた。バイオリン、チェロ、ビオラの弦楽四重奏の美しい音色に、入院患者や病院職員ら約200人が聞き入った。
 このコンサートは、公益財団法人「正力厚生会」と読響が、2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開いている。今回で通算104回目となり、県内では2010年の県立中央病院(笠間市)以来、2回目。
 この日はビバルディ「四季」春の第1楽章や、となりのトトロ「さんぽ」、「川の流れのように」など11曲が披露された。
 診察を受けた妻(77)と楽しんだ鉾田市の増成昌彦さん(80)は、「なじみのある曲もあり、2時間待って聞いたかいがあった」と喜んでいた。