助成事業

患者らに癒やしの調べ 富大病院 読響メンバー四重奏 =富山

コンサートの様子(27日、富山大学付属病院で)

 読売日本交響楽団のメンバー4人によるチャリティーコンサートが27日、富山大学付属病院(富山市)で開かれ、入院中の患者や職員約90人が演奏に聴き入った。
 公益財団法人正力厚生会が、2007年度から実施。これまで全国のがん診療連携拠点病院などで公演を行い、入院中の患者らを癒やしてきた。
 同病院での開催は今回が初めて。バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏で、ビバルディの「四季」や葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」など11曲が奏でられた。
 入院中だという富山市の山口麻美さん(48)は「入院中にこんなすてきな演奏を聴けるとは思っていなかった。生の演奏に心が洗われるようだった」と話した。