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弦楽四重奏 患者ら感動 倉敷で読響 =岡山

演奏を披露する読響のメンバー

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによるチャリティー演奏会「読響ハートフルコンサート」が4日、倉敷市の倉敷中央病院で開かれ、患者や職員らがバイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏に聴き入った。
 コンサートは、公益財団法人正力厚生会と読響が2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開いている。岡山では18年以来3回目の開催で、倉敷中央病院では初めて。
 メンバー4人は、葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」やスタジオジブリの映画「となりのトトロ」の「さんぽ」などアンコールを含む11曲を披露。会場は立ち見が出るほど大盛況で、患者らは真剣に演奏に聴き入り、手拍子や歌を口ずさむなどして楽しんでいた。
 ピアノを弾いているという総社市の高校生、守谷友希さん(17)は「言葉に出来ないほどきれいな演奏だった」と感動していた。