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読響コンサート 患者の心癒やす 東大阪医療センター =大阪

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が7日、東大阪市の市立東大阪医療センターであり、患者や職員らがバイオリン、チェロ、ビオラの弦楽四重奏に聴き入った=写真=。
 メンバー4人はディズニー映画「ピノキオ」の「星に願いを」や、エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」、美空ひばりさんの「川の流れのように」など、アンコールを含めて11曲を披露。患者らは音色に合わせて体を揺らしたり、軽やかな弓さばきを見つめたりしながら楽しんでいた。
 パーキンソン病で入院しているという東大阪市内の女性(71)は「音楽が好きで自分でもクラリネットを演奏していたけれど、今日の生演奏の音は格別だった」と感動していた。
 コンサートは、公益財団法人正力厚生会と読響が2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開いている。