助成事業

美しい音色 病院に響く 読響ハートフルコンサート=長野

患者らの前で披露された弦楽四重奏と歌(4日、長野市で)

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が4日、長野市若里の長野赤十字病院で開かれ、患者ら約120人がバイオリンやチェロなどによる弦楽四重奏の美しい音色に耳を傾けた。

 がん患者らの支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と同楽団が全国各地の病院で開催している。

 この日は「星に願いを」などなじみのある曲を中心に11曲を演奏。ソプラノ歌手の北野里沙さんも歌を披露し、最後は参加者も一緒に唱歌「故郷(ふるさと)」を口ずさんだ。入院中の女性(61)は「病院にいると生演奏を聴ける機会はなく、聴けてよかった」と話していた。