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生演奏 患者に元気 福井で読響メンバー=福井

演奏を披露する読売日本交響楽団のメンバー

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が13日、福井市四ツ井の県立病院で開かれた。患者や近くの住民ら約150人が、バイオリン、チェロ、ビオラによる弦楽四重奏に聴き入った。

 読響ハートフルコンサートは、がん患者に上質な音楽に触れてもらおうと、公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年から、全国のがん診療連携拠点病院などで開催している。

 この日は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など計10曲を約1時間にわたって演奏。聴衆からは大きな拍手が寄せられていた。入院中の女性(73)は「生の演奏は迫力があり、元気が出た」と笑顔で話した。