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病院で癒やしの四重奏 内灘 読響がコンサート=石川

弦楽四重奏を披露する読売日本交響楽団のメンバー(金沢医科大学病院で)

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が12日、内灘町の金沢医科大学病院で開かれた。バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏の調べに、患者や家族、職員ら約120人が聴き入った。

 公益財団法人「正力厚生会」と同楽団が、がん患者と家族の支援に取り組む一環として、2007年度から各地の病院でコンサートを開いている。

 この日は、同楽団のメンバー4人が、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章や、美空ひばりさんの「川の流れのように」のほか、クラシックやアニメのテーマなど全10曲を演奏した。アンコールで唱歌「ふるさと」が演奏されると、患者たちも一緒に歌った。

 チェロを習っているという町立西荒屋小学校5年の男の子(10)は「体に響くような迫力ある演奏でした。音がきれいで憧れます」と話していた。