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広大病院に響く癒やしの四重奏  読響コンサート=広島

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が28日、広島市南区の広島大学病院で開かれた。入院患者ら約70人が、バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏に聴き入った=写真=。

 公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から、全国のがん診療連携拠点病院などで開催。この日はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や美空ひばりさんの「川の流れのように」など計10曲を披露した。

 患者らは曲に合わせて身体を揺らしたり口ずさんだりして楽しんだ。アンコールの「ふるさと」では、患者らも合唱した。コンサートに訪れた広島市の女性は「生の演奏に感動して、泣きそうになった」と満足そうだった。