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迫力の生演奏 患者に元気を 読響、京都桂病院で=京都

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が20日、西京区の京都桂病院で開かれた。バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏の音色に、入院患者ら約60人が聴き入った=写真=。

 コンサートは公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から、全国のがん診療連携拠点病院などで開いている。今回は「星に願いを」や「川の流れのように」など9曲が披露された。途中でバイオリン奏者が観客席を歩き回って演奏する場面もあり、患者らはリズムに合わせて体を揺らしたり、口ずさんだりして楽しんでいた。アンコールの「ふるさと」では、患者らも合唱した。

 西京区の女性(81)は「生演奏は迫力があり、元気をもらった」と笑顔だった。