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弦楽四重奏10曲 患者らうっとり 岡山大病院 (岡山)

 

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーらによる「読響ハートフルコンサート」が26日、岡山市北区の岡山大病院で開かれ、入院患者ら約120人がバイオリン、チェロ、ビオラによる弦楽四重奏に聴き入った。
 コンサートは、公益財団法人「正力厚生会」と読響が、2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開催している。
 この日は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や、美空ひばりさんの「川の流れのように」など計10曲を披露。「ふるさと」の演奏では、患者らも参加して合唱する場面もあった。
 同病院にがんで入院中という男性(79)は「生まれて初めてコンサートを見た。やはり生は迫力がある。どの曲も良かった」と話していた。