読響メンバー演奏 患者や家族 心和む(山形)
弦楽四重奏を披露する読響メンバー(21日、新庄市の県立新庄病院で)
読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が21日、新庄市若葉町の県立新庄病院で開かれ、患者や家族ら約100人が、2本のバイオリンとビオラ、チェロによる弦楽四重奏の美しい音色に聴き入った。
モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や美空ひばりさんの「川の流れのように」など、クラシックから歌謡曲まで8曲を演奏。アンコールでは、演奏に合わせて全員で「故郷(ふるさと)」を合唱した後、「情熱大陸」のテーマ曲で締めくくった。
女性患者(63)は「入院中にこんなすばらしい演奏が聴けるなんて夢みたい。とても感動して心が和んだ」と話していた。
コンサートは、公益財団法人「正力厚生会」と読響が、2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開催している。