患者癒す弦楽四重奏(京都)
患者らを前に演奏する読響のメンバー(上京区で)
読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が2日、京都第二赤十字病院(上京区)で開かれた。患者や職員ら約60人がバイオリンやビオラなどによる弦楽四重奏に聞き入った。
ブラームスのハンガリー舞曲やアニメ映画「となりのトトロ」のテーマ曲などを演奏。最後は、伴奏に合わせて参加者全員が「ふるさと」を合唱した。同病院でがん治療を受けた大津市内の女性(71)は「音楽の力を感じた。感動は体にいい反応を与えてくれる」と笑顔で話していた。
ハートフルコンサートは、公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から、全国のがん診療連携拠点病院などで開いている。