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弦楽四重奏の音色に笑顔(熊本)

患者らの笑顔を誘った読響ハートフルコンサート

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が27日、熊本市南区の済生会熊本病院で開かれた。患者や職員ら約80人がバイオリン、ビオラ、チェロによる弦楽四重奏の音色を楽しんだ。
 演奏されたのはモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1楽章や映画「となりのトトロ」のテーマ曲、「川の流れのように」など10曲。
 入院患者の男性(52)は「初めて弦楽四重奏を生で聴いて感動しました。とてもいい癒やしの時間になりました」と笑顔で話していた。
 ハートフルコンサートは、公益財団法人「正力厚生会」と読響が、がん患者と家族、医療従事者の生活の質の向上を目的に、2007年から全国各地のがん診療連携拠点病院などで開いている。県内では、09年12月に熊本大付属病院で開催された。