読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が３０日、慈恵医大付属柏病院（柏市柏下）で開かれた。患者や職員ら約１５０人が、バイオリン、チェロ、ビオラの弦楽四重奏の調べに聴き入った。
　モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第１楽章や、映画「アナと雪の女王」から「レット・イット・ゴー」など、クラシックの名曲やポップスなど計１０曲を演奏。終盤に「川の流れのように」や唱歌「故郷（ふるさと）」を演奏すると、患者らは歌詞を口ずさんでいた。
　コンサートは、がん患者やその家族の支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と読響が、２００７年から全国の病院で開催している。