助成事業

病院に響く弦のしらべ(宮城)

演奏する読売日本交響楽団のメンバー(仙台市宮城野区で)
 病院内で音楽を楽しんでもらおうと、読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が31日、仙台市宮城野区の国立病院機構仙台医療センターで開かれ、患者や職員ら約100人がプロの奏でる美しい音色に聴き入った。
 コンサートは、がん患者やその家族の支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から全国の病院で開催。今回が通算50回目となった。
 この日は、同病院の外来ホールでバイオリン、ビオラ、チェロの奏者4人が出演し、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のオープニングテーマ曲など11曲を披露した。
 入院している女性(66)は「美しい音色が心にしみ、励まされた」と話していた。