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市民病院で読響コンサート(長野)

長野市民病院で行われた読響ハートフルコンサート

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が2日、長野市富竹の長野市民病院で開かれ、患者や職員ら約200人がバイオリン、チェロ、ビオラの弦楽四重奏の調べを楽しんだ。
 メンバー4人は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章などのポピュラーなクラシックから、美空ひばりの名曲「川の流れのように」、Jポップまで12曲を演奏。アンコールの唱歌「ふるさと」が始まると、患者らもバイオリンに合わせて歌詞を口ずさんでいた。
 会場となった病院1階のホールには美しい音色が響き渡り、入院中の女性(64)は、「病院で弦楽器のコンサートが聴けて感激した。知っている曲も多く、元気をもらった」と喜んでいた。
 ハートフルコンサートは、がん患者やその家族の支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年から全国各地の病院で開催している。3月までに47都道府県を巡り、この日に2巡目に入った。