読響敦賀で演奏(福井)
美しい音色を奏でた読売日本交響楽団のメンバーら(敦賀市の福井病院で)
読売日本交響楽団の「読響ハートフルコンサート」が17日、敦賀市桜ケ丘町の国立病院機構福井病院で開かれ、患者ら約100人が、弦楽四重奏の美しい調べに聴き入っていた。
読響ハートフルコンサートは、がん患者や、その家族の支援事業に取り組んでいる公益財団法人「正力厚生会」が2007年度から全国各地の病院で開いており、県内では初めての開催。
病院外来ホールで、バイオリン、ビオラ、チェロの奏者4人が、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のオープニングテーマ曲など11曲を演奏。唱歌「ふるさと」では患者らも合唱で参加した。
通院で訪れた市内の主婦(83)は「こんなに本格的な演奏が病院で聴けるとは思わなかった。きれいな音色で気持ちも癒やされました」と喜んでいた。