癒しの四重奏(群馬)
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会場には美しい音色が響き渡った(4日、高崎市高松町で)
読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が4日、高崎市高松町の高崎総合医療センターで開かれ、患者らがバイオリンなどの調べに耳を傾けた。
コンサートは、がん患者の支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」が読響と共同で2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開催している。県内では初めて。
バイオリン、チェロ、ビオラの四重奏で、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や映画「となりのトトロ」の「さんぽ」、歌謡曲「川の流れのように」など約10曲を演奏した。
観客は、時折目を閉じたり、体を揺らしたりしながら聞き入っていた。
高崎市貝沢町の主婦(74)は「クラシックだけではなく親しみやすい曲もあり、素晴らしい演奏に癒やされた」と話していた。