読響コンサート 患者ら聴き入る(岐阜)
美しい音色で患者らを魅了する演奏者たち
県総合医療センター 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が1日、岐阜市野一色の県総合医療センターで開かれ、入院患者ら約150人が弦楽四重奏の美しい音色に聴き入った。
コンサートは、がん患者らの支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」が読響と協力し、2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで開いており、県内では初めて。この日はバイオリンとビオラ、チェロの奏者4人が、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のテーマ、アニメ映画「となりのトトロ」の「さんぽ」などを演奏。最後に「ふるさと」の演奏に合わせ、患者らが合唱した。
生後3か月の次女が入院している岐阜市の女性(35)は「気持ちがとても楽になりました」と話していた。