読響コンサート 癒やしの四重奏(福島)
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読売日本交響楽団の「読響ハートフルコンサート」が8日、福島市の福島県立医大病院で開かれた=写真=。患者ら約100人は、震災からの復興に願いを込めた弦楽四重奏の響きに聞き入った。
コンサートは、がん患者とその家族の支援事業に取り組む正力厚生会が、2007年から全国各地の病院で開いている。福島県では初開催で、ちょうど30回目の節目となった。
バイオリン、ビオラ、チェロの奏者4人が出演。有名クラシックや歌謡曲に加え、復興を願って地元の民謡「会津磐梯山」など8曲を披露した。アンコールでは童謡「ふるさと」を演奏し、会場全体が合唱した。
入院している同県南相馬市の女性(49)は、「震災で大変な思いをしたが、伸びやかな音色に癒やされ、ジーンときました」と感動していた。