読響四重奏 心地よく(岩手)
美しい音色を響かせる読売日本交響楽団の団員(22日午後、盛岡市の県立中央病院で)
闘病中の人や家族、働く人たちに和んだ一時をと、盛岡市上田の県立中央病院で22日、「読響ハートフルコンサート」が県内で初めて開かれた。1階待合ホールに読売日本交響楽団員による弦楽四重奏の12曲が1時間にわたって響き、約200人が、心地よく聴き入った=写真=。
バイオリンの杉本真弓さんと寺井馨さん、ビオラの渡辺千春さん、チェロの松葉春樹さんが演奏。ボロディン「ノクターン」、ビートルズ「イエスタデイ」、美空ひばり「川の流れのように」などの耳なじみの曲が続いた。コンサートは、医療機関への支援や社会福祉に取り組む公益財団法人「正力厚生会」が、読響と協力し全国の病院で開いている。