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助成事業 QOLへの助成

がん患者支援 2団体助成=京都

 公益財団法人「正力厚生会」が公募した2018年度がん患者団体助成事業の交付対象に、府内からはNPO法人「京都ワーキング・サバイバー」(南区)と、「京都乳がんピアサポートサロン~fellows~」(大山崎町)が選ばれた。がん患者団体助成事業の応募方法など問い合わせは、正力厚生会(03・3216・7122)。
 ◆仕事と治療 両立考える 京都ワーキング・サバイバー 

 「京都ワーキング・サバイバー」は、乳がんを経験した理事長の前田留里さん(45)らスタッフ8人が中心となり、働く世代のがん患者による茶話会や講演会を毎月開催。2015年に発足し、1年前にNPO法人に。活動には延べ190人が参加している。
 仕事と治療の両立には職場の理解が必要だが、自ら配慮を求めて職場に掛け合うことは難しい。多くの患者は仕事を辞めざるを得なくなるか、無理を強いられているのが現状だという。スタッフはいずれも社労士やキャリアコンサルタントなどの資格を持ち、就労制度などに精通している。前田さんは「経験者だからこそ、相談者の悩みは自分のことでもある。チームで具体的な解決策を考え続けたい」と意欲を語る。
 助成金は、11月10日に梅小路公園(下京区)で開く着物の着付けと写真撮影会費に充てる予定。前田さんは「紅葉が美しい庭で、着物姿で晴れやかに過ごしてほしい」と話している。問い合わせはメール(kyotoworking@yahoo.co.jp)。
 ◆個別相談やリハビリ 京都乳がんピアサポートサロン~fellows~ 
 「京都乳がんピアサポートサロン~fellows~」は、乳がん患者や家族の個別相談などに応じている。「ピア」は「仲間」の意味で、がんを経験した人が闘病中の患者の悩みを聞いたり、体験を話し合ったりすることで支援する。
 代表の吉田羊子さん(68)は、塾講師をしていた2008年10月に乳がんと診断された。苦しい抗がん剤治療を続け、右乳房全摘出手術を受けた。しかし、周囲からは「元気そうね」と言われるなど気持ちをわかってもらえず落ち込んだという。「体験を無駄にしたくない。患者同士で相談できる場所を作りたい」と、12年5月から北区の病院内で活動を始めた。
 現在は右京区の「太洋堂」の一室を借り、週2回の個別相談のほか、リハビリのためのヨガや瞑想(めいそう)、「体の整え方」などのテーマで集う会などを実施。出産や結婚を控えた女性には、治療後の妊娠・出産に向けた相談にも応じている。吉田さんは「一人一人に寄り添う相談にこだわって続けたい」と話す。問い合わせは吉田さん(090・7106・8174)。

(2018年05月12日)

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