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助成事業 QOLへの助成

「NCN若草の会」に助成金 がん患者 心支え合い=奈良

◆悩み、願い 共に考える活動 
 公益財団法人正力厚生会が公募した2018年度がん患者団体助成事業の助成金交付先に、県内からは、患者や家族を支援する「NCN(奈良キャンサーネットワーク)若草の会」(奈良市)が選ばれた。希少がんの一種「肝外発育型肝細胞がん」の患者で、代表の西垣京子さん(66)(同市)は「奈良にある会として、患者の心の問題の解決を目指したい」と話している。(辻田秀樹)
 会は、患者が患者の相談に応じる「ピアサポーター」養成講座の参加者らが11年11月に設立した。初代代表の野村佳子さんは膵臓(すいぞう)がんと闘いながら、患者の体験をつづった冊子を作り、「がん哲学外来 大仏さんカフェ」と名付けた催しを開くなど精力的に活動し、15年6月に亡くなった。
 がん哲学外来は、患者の悩みや不安、願いに耳を傾け合い、一緒に解消の道を考えていこうという取り組みで、全国に広がっている。若草の会は、今も年に4~6回開いており、主要なイベントとなった。
 西垣さんは、52歳の時、肝外発育型肝細胞がんと診断され、これまで9回の手術を重ねた。「余命半年」の宣告を受けたこともあり、今も治療を続けている。会設立時からのメンバーで、野村さんの遺志を継いで代表に。冊子作りや大仏さんカフェなどの活動を、生きる糧にしている。県のがん対策の公募委員も務め、患者の視点を行政の施策に反映することにも取り組んだ。
 西垣さんは「がんになったことで『生かされている』と意識するようになった。活動を通して、多くの人とつながれた」と話す。
 会員は患者、家族、医療関係者らで、徐々に増えて75人になった正力厚生会助成金を受けるのは、12、16、17年度に続いて4回目。今年度の助成金は、がんへの理解を促す県民大会の経費にする。
 若草の会の問い合わせは電話(0742・43・8318)か、メール(ncn.wakakusa2013@gmail.com)。

(2018年05月09日)

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