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「気仙がんの在宅療養研修会2016」が読売新聞に掲載されました

 がん患者が希望する場所で最期まで過ごせる仕組み作りを考える「気仙がんの在宅療養研修会2016」が21日、大船渡市の県立大船渡病院で開かれた。

 気仙地域の医師らでつくる気仙がん診療連携協議会などが主催。公益財団法人正力厚生会、読売新聞社が特別後援した。在宅療養に取り組む医師や看護師、ケアマネジャーら40人以上が参加した。基調講演では、帝京大医学部の渡辺清高准教授が「医療、介護、看護、福祉の幅広い職種で、患者さんやご家族の思いに寄り添いながら議論することが大切だ」と呼びかけた。岩渕内科医院(大船渡市)の岩渕正之院長は、壁が薄く、室温調節の難しい仮設住宅での在宅療養の難しさなどを講演した。

 参加者全員によるグループ討論も行われ=写真=、患者の家族に対する心のケアや医療・介護関係者間での情報共有の必要性などについて意見を出し合った。