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読響 癒やしの四重奏(滋賀)

弦楽四重奏に聴き入る患者ら(甲賀市で)

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート甲賀」が28日、甲賀市水口町の公立甲賀病院で開かれた。患者や職員ら約100人が集まり、バイオリン、ビオラ、チェロによる弦楽四重奏に心を和ませた。

 会場では、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や美空ひばりさんの「川の流れのように」など、クラシックから歌謡曲までなじみ深い計10曲が演奏された。入院患者の女性(59)は「病院でこんな素晴らしいコンサートが聴けるなんて最高。感動しました」と話していた。

 ハートフルコンサートは、がん患者とその家族の支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から、各地の病院などで開いている。