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病院に心地よい音色 読響がコンサート(新潟)

 読売日本交響楽団(読響)のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が13日、長岡市千秋の長岡赤十字病院で開かれた。入院・通院中の患者や家族、職員ら約100人が、バイオリンとビオラ、チェロが織りなす弦楽四重奏に聴き入った。

 コンサートは、公益財団法人「正力厚生会」と読響が2007年度から全国のがん診療連携拠点病院などで続けており、県内では2回目。

 メンバー4人はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や美空ひばりさんの「川の流れのように」など、クラシックから歌謡曲まで8曲を演奏。アンコールでは、演奏に合わせて全員で「故郷(ふるさと)」を合唱した後、テレビ番組「情熱大陸」のテーマ曲で締めくくり、会場は拍手で包まれた。検診に訪れていた同市日野浦の女性(32)は「プロの演奏を間近で聴けて感激した。心地よい音色でリフレッシュできた」と笑顔だった。