助成事業

中央医療センターで読響がコンサート(三重)

親しみやすい曲を中心に奏でる読響のメンバーら(9日、津市で)

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が9日、津市の国立病院機構三重中央医療センターで開かれ、患者ら約100人がバイオリン、ビオラ、チェロによる弦楽四重奏を楽しんだ。
 コンサートでは、メンバー4人がモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や、ジブリ映画「となりのトトロ」のテーマ曲など、親しみやすい曲を中心に演奏。軽快に、時に切なく奏でられる音色に、患者らは聴き入っていた。
 アンコールでは、参加者全員で「故郷(ふるさと)」を合唱した。
 演奏を聴いた入院中の女性(80)は「心に染みる演奏で明日もまた頑張ろうと思えた」と話した。