助成事業

患者ら70人に癒しの調べ(徳島)

美しい音色を響かせる読売日本交響楽団のメンバー(徳島市の県立中央病院で)

 読売日本交響楽団のメンバーによる「読響ハートフルコンサート」が13日、徳島市蔵本町の県立中央病院で開かれ、患者ら約70人が弦楽四重奏の調べに聴き入った。
 コンサートはがん患者らへの支援事業などを行う公益財団法人「正力厚生会」が、2007年度から各地で実施している。
 この日は、ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」などのクラシックをはじめ、「星に願いを」や「川の流れのように」など、全12曲を演奏。患者たちは美しい音色にうっとりした表情を浮かべて楽しんでいた。
 訪れた徳島市内で荒物店を経営する女性(74)は「病院で弦楽四重奏を聴けるとは思いませんでした。心に響くすてきな曲ばかりで癒やされました」と話した。