助成事業

読響 癒しの四重奏(和歌山)

美しい音色で入院患者らを魅了する演奏者たち(和歌山市で)

 読売日本交響楽団による「読響ハートフルコンサート」が15日、和歌山市紀三井寺の県立医大付属病院の玄関ホールで開かれ、弦楽四重奏の重厚な音色が患者や家族らを魅了した。
 がん患者の支援に取り組む公益財団法人「正力厚生会」が2007年度から、入院患者らに音楽を楽しんでもらおうと、読響と協力し、全国の病院で開催している。同病院では初めて。
 この日は、バイオリンとビオラ、チェロの弦楽器奏者計4人が演奏。ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」などのクラシック音楽や、「見上げてごらん夜の星を」「川の流れのように」といった歌謡曲を披露した。患者らもメロディーに乗って体を揺すったり、歌を口ずさんだりしていた。